子共について考えてみた。
子共は誰のもの?
子共を育てる。躾をする。教育する。 大変なことです。
生まれて暫くの間、彼らは人間ではない。
自立、独立し、一人でも食べていける能力を身に付けて初めて人間になる。
いわゆる一人前といわれる状態です。
ヒトという生き物をこの状態にするにはとても時間がかかる。
ほかの生物は生まれでた瞬間から自立しているモノもいます。
長くても1~2年親の元で生きる術を学べば自立していきます。 ヒトは20年近く要します。
親は自分の子共を人間にしてあげなくてはならないのですが、 可愛いからと言って甘やかし、あらゆる外敵から守ってあげ、過保護の状態を続ける親もいます。 愛し方を間違えてしまったようです。
親は自分が生み出したこの生物を人間にしてやらなければならなかったのですが、できないまま月日だけが流れていく。 何もしなくても、身体だけが大きくなっていき 二十歳の誕生日がきて、法的には大人に・・・。 しかし、このヒトは人間になれたのか? この厳しい社会を泳いでいけるのか? おそらく溺れるてしまいます。
人間になれなかったヒトは不幸でです。 生まれてからの20年、大人になる為の訓練を受けさせてもらえなかったばかりに その先、50年~60年苦労し続けなければならない。
なんとかわいそうな事でしょう・・・ 社会としても大きな損失です。 折角ヒトという特殊な生き物に生まれてきたのに、その能力を引き出してもらえなかった。
子共は親のモノではない、大人になった彼のモノだ、その彼に恨まれないように 親は甘やかしたい気持ちを抑え、時には鬼となり子共を人間にしてあげなければならない。
かく言う私ははたして人間になれたのか・・・?
早く人間になりた~い!!
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