捨てられないモノについて考えてみた
”断捨離”という言葉が叫ばれるようなったのはいつの頃からだったろうか・・・
もう10年以上は経つと思う。
不要なモノは入手を断つ・使わないモノは捨てる・モノへの執着から離れる。
これらを実行して身の回りを整理して身軽になる。
簡単に言えばこんな感じなでしょうか。
言うのは簡単ですけど、なかなか出来ません。
非常にわかります。
私ももったいなくて捨てられません。
いつか使う日がくるんじゃないかな。っと思うと捨てられません。
実際に捨てないでおいて良かったと思う時もありました。
また同じものを買うのは非常に悔しいので、後日必要になったときに、捨てないでいた自分を褒めてあげたくなります。
たま~にあるこのような経験が、さらに捨てられない自分をつくってしまうのでしょうか。
この捨てないでおいたモノの値段はいくらなのでしょう?
大抵の場合そんなに高額ではないですね。コンビニのお弁当くらいの値段のものが多いと思います。
しかし、このいくらもしない出費を避けるために、大きな損失をしているようです。
郊外に住む人よりも、都会に住む人の方がこの損失は相当大きいです。
それは、土地代です。
モノ1つに土地代って・・・、大袈裟な。
と思うかもしれませんが、 捨てられない人は、1つのモノが捨てられないのでありません。
いろいろなモノが捨てられないでいます。
では捨てられないモノを集めて箱に入れてみよう。
相当な量になると思います。
そして、その箱を保管するのに必要な空間はどのくらいなのか考えてみました。
仮に60cmx40cmくらいの衣装ケースに集めてみます。
(このようなモノ→外部リンク)
何箱かは重ねられるので、1箱分の面積で計算してみましょう。
この衣装ケースの保管に必要な面積は0.24㎡です。
月額15万円で50㎡(2DKか1LDKくらい)の賃貸マンションを借りているとしたら、 毎月720円。
1年で8640円。 使うか使わないかわからないモノに毎年8千円も費やしていることになります。
これは非常にもったいないですね。
とにかく収納の多い家が欲しい。
という方は少なくありません。
居住空間を犠牲にしても、とにかく収納スペースを確保したいのです。
そのたっぷりはいる収納スペースに何を入れるのでしょう。
新居が建ちました。
そしていよいよお引越し。
とりあえず片付けて落ち着いたら整理しよう!っとか思っていたら、そのモノが次の世代の建て替え時までそのままだった。
という話もききます。
超レアなお宝であれば、発見した子孫は喜ぶでしょうが。
体外ガラクタとして解体と同時に処分費を払って破棄されます。
”もったいない”と思う心は素晴らしいと思います。
日本人の美徳でもあります。
しかし、”モノへの執着からの脱出”も大切なことかもしれません。
ごみとして捨てる事に対して心が痛むのであれば、リサイクルショップでもいいし、フリマーケットでもいい、 被災地や途上国への寄付という手もあります。
方法はいくらでもありますね。
しかしそれがなかなかできないものです。
めんどくさいからなのかもしれません。
業者を探すのがめんどう。
仕分けがめんどう。
時間をつくるのがめんどう。
だったら、「私は断捨離できない人なんです。」と開き直っちゃった方が楽ちん!
何がいいたいのか、わからない文章になってしまいました・・・
モノを整理する前に自分の頭の中を整理しないと、いけないようです。 (反省)
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