諸経費について考えてみた
家を手に入れるに当たり、いろいろとお金が掛かります。
土地から購入するなら不動産売買の費用。
既存建物の建て替なら解体費用。
そしてメインの工事費。
設計施工が同一企業でないのなら設計監理費も掛かります。
項目をざっくりあげて!と言われてすぐ出てくるのはこのあたりだと思います。
しかし実際はこれはほんの一部です。
金額的にはここに書いたものが大半ではありますが、 他に細かい出費が結構あります。
思いついたものをリストアップしてみました。
※( )にざっくりと説明分を書きました。
まずは”ローン関係”から、
キャッシュでポ~ンと払えるのならまったく関係の無い経費ですが そのような方はほどんどいませんね。
●事務手数料 (金融機関の申し込み等の際に必要な費用)
●火災保険 (ローン実行の条件として加入する必要があります)
●地震保険 (火災保険では地震・津波・噴火の損害は補償されません)
●団体信用生命保険 (ローン額分の名義人に対する生命保険〈金融機関が負担します〉)
●保障料 (ローンの金額・期間に応じてかかる保障会社に対する費用)
次に”建築諸経費”です。
工事と関わりが深いものですが通常工事費には含まれておりませんので要注意ですね。
●建築確認申請 (計画建物が法規に適合しているのかの確認を、行政若しくは確認申請の審査をしている間機関にお願いします)
●中間検査手数 (上記の機関による工事中に行う検査〈建物規模や自治体により不要なところもあります〉)
●完了検査手数 (上記の機関による工事完了時に行う検査〈確認申請をした全ての建物に必要です〉)
●地盤調査 (建築する土地の地盤の調査)
●地鎮祭 (着工前に行う土地に対する祭事)
●上棟式 (上棟時に行う建物に対する祭事〈最近では行わない方も増えてきています〉)
●瑕疵担保保険 (建物に瑕疵があった場合に、補修等を行った事業者に、保険金が支払われる制度)
●性能保障 (土地や建物に対して保障を付けたい場合) 忘れられがちですが結構費用のかかる”登記費用”
●建物滅失登記 (建物を解体した場合にする登記〈以外に簡単なので自分でする方もおります〉)
●建物表題登記 (どような建物が建っているのか物理的な状況を示す登記)
●建物所有権保存登記(所有者がどこの誰なのかを示す登記)
●土地所有者移転登記(土地の売買をした場合に土地の名義人を変更する登記)
●抵当権設定登記 (ローンの設定等、所有権以外の権利を示す登記)
こ・こ・こんなに~っ!
っと叫びたくなる”税金関係”
●固定資産税 (土地・建物を所有している者に課税される税)
●不動産取得税 (土地・建物を所有した際に課税される税)
●都市計画税 (市街化区域内にある土地や建物の所有者に課税される税)
●印紙税 (課税文書に課せられる税)
●登録免許税 (登記をする際にかかる税〈登記費用に含まれる〉) ”その他”このような費用も必要になってきます。
このような費用も考えられます
●仲介手数料 (土地の売買時に不動産業者に支払う費用)
●引越し費用 (今の住まいから新居に移る際の引越し、建て替えの場合は往復なので倍かかります)
●仮住まいの家賃 (建て替え、若しくは現在住んでいる借家を出なければならない場合)
諸経費ではありませんが、完成後に必要となる費用としては
●カーテン購入費
●表札購入費
●エアコン設置費
●照明機器購入費
等、工事費に計上されていない場合はこのような建物付属品も必要となることもあります。
いっぱいありますね。このリストを作り始めたことを後悔するほどです。
忘れている項目もあるかもしれません。ちょっと不安です。
ローンを組むとしても、現金を手元に置いておかないとなりません。
建物プランも大切ですが、資金のプランも計画的に!
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